病気やケガと付き合う家庭の力COLUMN

2020.07.16

1.病気の備えは、日ごろのカラダ感覚から

1.病気の備えは、日ごろのカラダ感覚から

まだ言葉でうまく話せない赤ちゃん~3歳児が病気になると、心配ですね。

でも、この年齢の子どもたちは、自分の体調が悪いと、不機嫌·いつもどおり遊べない·ぐっすり眠れない·食欲がなくなるなど、カラダや行動でしっかり表現してくれます。

「いつもとちがう」というご家族の感覚もとても大事です。

「いつもの子どものカラダの状態」を知っていますか?

3歳以下の乳幼児では、見ることと触れ合うことで、感覚的にわかってきます。興味深いことに、この年齢の子どもたちは、触れられることが好きで、触れ合い遊びではいかにも楽しそうに笑います。

触れあうと、肌はやわらかく、ぬくもりがあって、とても気持ちがいいです。

触れ合うことがうれしい時期

子どもはだいたい4歳半を過ぎると、的確に話ができるようになってきます。『しんどい』とか『気持ちが悪くて、食べたくない』というのは、自分の体の調子を抽象的に表す言葉なので、3歳までの子どもには難しい表現です。

一方で、4~5歳になると、だんだん触れ合い遊びを素直に喜ばなくなります。こちょこちょ遊びをしようとすると、妙にふざけるか逃げ回り、やりにくくなります。触れ合うことが嬉しい宝物のような時期に、しっかり触れ合いを楽しんでおきましょう。

次回は、

2.今日も元気?朝の体調チェック」体調を見るポイントを説明します。