5月23日(土)令和8年度第1回#8000相談員研修会を行いました。

1⃣ 大阪府#8000相談員研修
日時 5月23日(土)14:00~15:30
会場 たかつガーデン「桜の間」
内容 1.小児耳鼻科救急 家族への適切な指導方法
2.耳鼻科領域の緊急疾患気管異物・誤嚥・誤飲など
講師:大阪母子医療センター耳鼻咽喉科担当医師
1.九鬼 惇人先生
2.上野 裕也先生
参加者38名
会場:7名
ZOOM:31名
アンケート結果(回答者37名)
・よく理解できた 33名
・理解できた 4名
\アンケートでいただいたご意見の一部をご紹介いたします/
◉ 子どもの状態を把握するために痛みに程度や種類確認する、対処法について知識を得ることができた。鼻出血の止血法は電話では伝わりにくいことがあるため参考になった。
◉ 改めて緊急性の有無を判断する基準、実際の写真なのでイメージがつきました。ありがとうございました。学びを活かしていきたいとおもいます。
◉ 耳鼻科の相談は意外と多く、耳痛や鼻に異物を入れてとれない、鼻血が止まらないなど。今回の研修で自宅でまずできること、経過をみてもいいもの、緊急を要するものなどが今まで以上に理解できました。写真なども資料にありわかりやすかったです
アンケートでのご質問の回答をいただきました
1)鼻異物は受診でいいという認識でいいか?
鼻腔異物は、咽頭から喉頭、気管に移動してしまうということが最も避けたい状況なので、小児でそのまま入眠させてしまうというのは危険です。そのような状況では緊急受診をお勧めします。覚醒していて落ち着いて口呼吸ができる、のどに落ちてきたことに気づく・訴えることができるような場合には、待機的受診も可能と思います。
2)シールの誤飲は受診が望ましいが、症状が無い場合様子を見ていいという意見もありどちらを優先したらいいか?
飲み込んだことが分かっている場合には呼吸に影響はないので緊急受診の必要はないと思います。また、当院消化器内科医師にも聞いてみましたが、シール誤飲で上部消化管内視鏡で見に行くということは基本的にはないそうで(柔らかいものであれば食道にとどまることもなく、大体は胃酸で溶けてしまうと)、安定した一般的固形物誤飲の対応としては、レントゲンに移るなら排出されるまで追いかけ、映らないものであれば便に出てくるまで待つ、といった対応になるとのことです。いずれにしても、誤飲と分かっているならば待機的受診でよいと思います。
3)症状が無い場合は様子観察を勧めていたが、一度でも咳が見られた場合は受診を勧めたほうがいいか?
講義で提示した、自分の歯が気管に入った症例は、搬送時に比較的全身状態は良好だったそうなので、無症状でも完全に気管異物を否定できるとは言えません。ただ、無症状の場合、あるいは咳嗽があったが今はないというような場合には、電話越しに上記のような状況を判断するのは不可能なので、まず緊急受診は勧めなくてよいとは思います。しかし、どのような症例でも胸部レントゲンは簡便なので1回は撮っておきたいと感じるので、異物がのどの奥に入ったことが強く疑われるなら、無症状でも待機的受診は勧めて胸部レントゲンは最低でも撮ったほうが良いと思います。
4)再度、咽頭異物と誤飲の違いの判断はどうしたらいいか?
咽頭異物(つまり、気管にも食道にも入っていない段階の異物)は、気管に入る可能性があるので緊急とお伝えしました。一方、誤飲は基本的に待機的受診可能であり、対応が異なるため、おっしゃる通り違いの判断が必要になりますが、やはり電話での問診のみという条件では明確に判断することは難しいと思われます。確実に飲み込んだと言っている場合は誤飲、咳嗽・嘔吐反射・咽頭痛・咽頭不快感などの症状は咽頭異物、あるいは物によって咽頭にとどまり易い/難い、食道へ飲み込み易い/難いなど、臨機応変な考え方が必要になると思います。自信がなければ、より危険な状況をカバーできる選択、すなわち、(気管異物にもなり得る)咽頭異物として緊急受診を勧めてよいと思います。
5)魚骨以外の咽頭異物は緊急で受診が必要と考えていいか?
はい。それでよいと思います。
当日の講義動画を掲載いたします。
動画は2本あります。
小児耳鼻科救急 家族への適切な指導方法:九鬼 惇人先生
耳鼻科領域の緊急疾患気管異物・誤嚥・誤飲など:上野 裕也先生
※機械トラブルで進行がストップしてしまう場面がありました。
ご参加くださったみなさまへご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
2⃣ 第12回特定非営利活動法人小児救急医療サポートネットワーク通常総会開催報告
日時 5月23日(土)15:30~17:00
会場 たかつガーデン「桜の間」
第12回特定非営利活動法人小児救急医療サポートネットワーク通常総会を開催し、正会員48名のうち、会場出席7名、Zoom出席15名、委任状提出19名の計41名の出席(出席扱いを含む)により、定款に定める定足数を満たし、総会は成立いたしました。
審議の結果、全ての議案について原案どおり承認されましたことをご報告いたします。
また、来年度より新たな運営体制へ移行する予定です。
これまで培ってきた活動の理念や想いを大切にしながら、より持続可能で安定した法人運営を目指して参ります。
