会員限定MEMBER

2023.06.08

令和5年5月20日(土)第1回研修会『アレルギーについて』

藤谷クリニックの藤谷宏子先生をお招きし、『アレルギーについて』の研修会を開催しました。
たくさんの相談員の方にご参加いただきありがとうございました。

受講後の参加者アンケート▼

参加者 36名(会場 9名:ZOOM 27名)
アンケート回答者 35名

よく理解できた 29名
理解できた 5名
分からないところがあった 1名


アンケートでご質問いただいた内容に藤谷先生からご回答いただきました。

アレルギーのご講演後のアンケートに答えて 藤谷先生より

Q.マダニがついてたらすぐに夜間でも受診した方が良いですか?

A.マダニに咬まれた時 それはいぼのように見え、だんだん大きくなります。中に口器が入っていて、それが残ると大変まずいです。そして完全に取るのは大変むつかしいです。
これはできれば早く取ったほうがいいのですが、翌日専門の皮膚科でとってもらう方がいいと思います。(実は学会で練習したので、私も何回か自分でとって皮膚科に送ったのですが、専門家に任せるように言われました)
ですから指導は、触らず自分でとらず明朝できるだけ早く皮膚科受診がいいかと思います。
ただ上手に取れる先生が少ないので、受診する前に取ってもらえるか確認することが大切です。

講演で言ったマダニの話はすでにマダニに何回かかまれてαGALに感作された人のことです。
その場合は焼肉や子持ちがれいで症状が出るのですが、その時は
すぐに受診がいいかと思います。

マダニに噛まれた患部

Q.蕁麻疹の相談も多いのですが(おそらくウィルス性の発疹だと思われますが)かゆがらない発疹の相談も多く、携帯に撮り翌日受診でよろしいですか?

A.蕁麻疹につきましては、落ち着いていて悪化していなければ写真を撮って翌日受診で大丈夫です。

Q.卵アレルギーのあるお子さんでいくらを食べて蕁麻疹が出たとの相談がありますが、いくら魚卵なので卵アレルギーと関係あるのではないかとの返答をした事もあります。

A.今の見解では別のアレルギーではあるが、イクラのアレルギーは卵アレルギーの人に多いというものです。前回はナッツのことを重点に話しましたが、2~3年前はイクラのアレルギーが大変増加していて注目されていました。
ただ、生ですし乳幼児にはすすめられないということで落ち着いているように思います。
いずれにしろ、症状が出たら対応お願いしたいです。


研修会の資料は下記からダウンロードしていただけます。
参加できなかった方や、復習される方はぜひご活用ください。

▼印刷される方はこちらからダウンロードしてお使いください。

令和5年度第1回相談員研修「アレルギーについて」資料